まだまだお正月気分が抜けない今日この頃です。
お正月にしか味わえないランチをいただいてきました。

多布施にある隠れ家すいきは、お煎茶の師範でもあるゆっこママが美味しいお茶をいれてくださる日本茶カフェです。

今回は遅ればせながら新年明けて初訪問ということで、特別にお正月ならではの点心ランチをご用意してくださいました。

点心とは、茶道の専門用語になります。
お茶会で、濃茶や薄茶をいただいた後に出される軽食です。
懐石料理を簡単にした形式で、趣のある盛り付けがなんとも風情がある一品でした。

綺麗な器に盛られて、一品一品に手の込んだものばかりです。
黒豆煮や、大根と人参を使った紅白の具のお吸い物は、お正月ならでは。
この時期しか味わえない、季節感を大事にした構成がとても嬉しくなります。

特にこの柚子をくり抜いたものは、海老とアボカドソテーの中に半切りのプチトマトなども入っていて、仕込みに手間がかかっただろうとすぐに想像できるものでした。

食後はデザートと、お抹茶もしくはコーヒー。
お抹茶の質にとてもこだわっていて、アクがなく濃いのに甘みがあるお抹茶がいただけます。

さらにすいきでは、ゆっこママが長い年月をかけて集めてこられた、とても素敵な陶器や磁器が常時販売されています。
あまりにも無知な私のために、どこの窯で作られてきたもので、どういう特徴があるかなどを丁寧に教えてくださり、とても勉強になります。

季節にあった料理も、県内や近くで作られた陶器や磁器などもとても奥深くて、
身近にある日本の文化って貴重だし趣があっていいなーと感じることができます。


ランチは予約のみ受けつけているそうです。
和食の丁寧さやきめ細かさを堪能したい方は、ぜひお電話での予約をお願いいたします。