市役所から愛敬通りに入ってすぐ、右側にある純喫茶がミールこやなぎです。
店内の薄暗い照明や、何十年も飾ってあるような窓際の置物だったり、
インベーダーゲームがいまだにありそうな奥のテーブルや赤いソファーは、歴史さえ感じるほどの雰囲気があります。

ここに来たらあの名物メニューを食べなければ。
ボリュームたっぷりで、サラリーマンや学生さんに大人気のヒデシマライスです。
オムライスにカレーがかかったものかな、と思ってしまいますが、実は中身がちょっと違います。

今回は実況中継風レポート！
大物を食い尽くす臨場感をぜひお楽しみください。

極薄の卵をスプーンで破ると、でてきたのはハムライスです。
ハムライスとはミールのオリジナルのメニューで、懐かしの赤いハムが使われた、洋風のチャーハンのようなものです。
パラっとしたライスと玉ねぎの甘みが印象的です。
このライスがあっさりしているので、たくさん食べれるんだろうなーと納得。

まだサクサク食べていけます。どんどん進もう！

お皿の５合目にさしかかりました。
ライスや卵同様、カレーも比較的サラっとしています。

ハムライスだけだったらきっとすぐに飽きてしまうでしょうが、このカレールーのおかげでまだまだイケる。
でもちょっと、お腹が苦しくなってきたかも・・・

８合目、ゴールは目前。
さすがに小休憩を入れてしまいました。
福神漬けがいい仕事をしてくれます。

ここまで来たら、がんばって最後まで進め！

ついに完食。
空っぽになったお皿を見て、満足。
Deliciousの文字が、「おつかれさま」にさえ見えてきます。

確かに横綱級の量ですが、ライスも卵もカレーも非常にあっさりめに作ってあるので、量の割にはサクサクと食べることができました。
この絶妙なバランスが、長い人気の秘訣なのかもしれませんね。

食後はオリジナルブレンドのコーヒーをゆっくりと。
深く座れるソファーの高さのおかげか、ついつい長居してしまいます。

ハンバーグやスパゲティなど、定番のメニューも揃えてありますが、
やはりここにしかないヒデシマライスはぜひ一度食べていただきたいと思います。
また、ソバゲティなど、パスタと焼きそばを足して２で割ったような、シュールなメニューもオススメです。