ちー坊の担々麺は、スープも麺も具材も、申し分のない美味しさです。
胡麻をふんだんに使ったスープは、とてもいい香り。
ちゃんぽん麺より若干細いくらいの麺はコシがあり、スープのコクに負けない存在感。
小さめに切られた野菜も、ちょうどいい具合に炒められています。
ラー油は、担々麺にしては少なめの量ですが、十分に彩りとパンチを添えています。

やみつきになる美味しさ、という表現がぴったりの担々麺です。

めったにテレビを見ない私ですが、大好きな番組があります。
やんちゃな男子ふたりが、はしゃぎながら料理を作る番組です。
以前、その番組で料理研究家のご子息が作っていたのが、担々麺。
胡麻を念入りにすって、スープの出汁をとって、最後に炒めた野菜をたっぷりのせて。
とても美味しそうに作っていました。

それからずっと、ことあるごとに「担々麺が食べたい！」と思い、いろいろなお店で担々麺をオーダーしていたんです。
でも、その番組で作られていたような担々麺にはなかなか出会えません。
「なんか違うんだよな～」と思いつつ、理想の担々麺を探す旅を続けていました。

やっと、理想の担々麺を見つけた。
頭の中で求めていたものと出会えて、とても嬉しくなりました。