昨日は、資源を安定的に卵巣へ送り続ける手続きが、受精卵への足掛かりになるのではないか？

そんなご提案をお伝えさせて頂きました。

「資源を送り届ける」

その為には

１）血流の安定
２）栄養素の安定

それらの配給が必要ではないかと考えられます。

１）血流では

　「酸素、鉄」を運び、卵子細胞のミトコンドリアでATPを生成する為に必要な血液構成である
　
　「赤血球」

　についての報告を、本日はご紹介です。

そして

体外受精時に

受精卵の成長がストップされた場合に、是非、その理由について

なぜ、成長しなかったのかを

先生にお尋ねすべき理由も

述べております。

https://lipidworld.biomedcentral.com/articles/10.1186/1476-511X-11-88

「高血糖時のヒト末梢血赤血球の抗酸化系と膜変形に対する亜麻仁油の影響」

本研究では、

アマニ油（オメガ３）が

高いグルコース時に起こる

酸素や、鉄を運ぶ「赤血球」の

１）脂肪酸化を防止

２）対称性を維持（形が整っている＝微小血管への流入がより可能になる）

３）「膜」の維持を促した


事が報告されています。





卵巣は

微細血管

を集積しています。


赤血球は、その小さい道（血管）を、自身の身体を折り畳みながら進んでいきます

つまり、形が「歪」である事により、折り畳みが困難になるとされています。

この事から



赤血球が、より正常な形（状態）である事が、

微小な血管を持つ「卵巣」へ資源を送る

一つの要素になります。

それは血液データでは

MCV

これが

90

適切とされています。

そして

それらが、アマニ油により、より安定する事が本研究では示唆されています。



また、

高グルコース（高血糖）であれども

アマニ油により

赤血球の細胞「膜」の脂肪組成（細胞の膜は脂質二重層であり、油が主要素です）が維持できる事も述べられており


如何に、柔らかい油（オメガ３）が

細胞の「膜の維持」を担っている事が本研究で判っています。

本研究は、例えば


受精卵が、胚盤胞へ移行していく際に

胚盤胞にならなかった要因に


「細胞膜が破けてしまった」場合


この「脂肪の質を検討」する事が考えられます

（受精卵が成長しなかった事をもしお聞きになられた場合
何故、成長しなかったのかを、先生にお尋ねされてみて下さい）


また

本研究は、同時に

「高血糖」になると「栄養の配給」が「滞る」

事も考える事ができます。


「血糖コントロールの大切さ」

日常的には

朝起きれる、昼間の眠気、夕方の倦怠感、夜間覚醒

の是正は、卵子への栄養配給を担保するとも言えます。




体外受精時に

是非、受精卵が成長しなかった場合は

その理由

先生か培養師さんへ

お尋ねされる事もお勧め致します。

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