見よ、この佐賀平野の限りない平たさを。
駅から20分ほど車を南に走らせるだけで、一面の田んぼが目の前に広がります。
視界を遮るものがなく、空がとても近くに感じるこの風景がとても好きです。

実はこれ、今回紹介する丸徳の駐車場から見える風景です。
川副にある、カツ丼やちゃんぽんで評判がいいお店に行ってきました。

まちなかから離れていることもあり、駐車場も店内も広々としています。
メニューのほとんどが丼ものや麺類の、昔ながらの定食やさんといった感じです。

このようなお店はけっこうボリュームがあることが、ランチ巡りをしながら分かってきました。
人気メニューのカツ丼と迷いながらも、無理せず食べれそうな親子丼をチョイス。しばらく食べてないので、ワクワクします。

しばらくしてやってきた、お椀と大きい丼。
お漬物のお皿が丼のフタの上にのせられたままサーブされるのが、なんとも素朴で新鮮でした。

丼のフタを開けると、お出汁のいい香りと共にインパクトのある黄色い表面。
卵がふんだんに使われている様子がすぐに伝わります。
お店の方にお話を伺ったところ、ひとつの丼に使う卵は2から3個。卵黄を多めにしているとのことでした。
家で作る親子丼とは全く違う色の濃さに納得です。

卵のほどよい半熟具合はもちろん、濃いめのツユとの相性がバツグンでした。
きっと時間をかけて、大事に作られてきた秘伝のツユなのでしょう。
タマネギも鶏肉にも染み込んだ、具の美味しさをさらに引き出すツユが隠れた人気の理由でしょうね。


どの丼も間違いなく美味しい、丸徳です。
食後の佐賀平野の風景も、開放的な気分にさせてくれますよ。