まいぷれ|今日のランチ|佐賀
ここのハンバーグの半分は、おばちゃんの愛情でできています。
昔ながらの定食屋には、懐かしい雰囲気とあたたかい空気が漂っています。
「◯◯の半分はやさしさでできています」
という、とても有名な医薬品のコピーがありますが、定食屋のメニューも半分以上がやさしさでできているようなものではないでしょうか。
今回は、お店をひとりで切り盛りしているおばちゃんの、愛情がたっぷり詰まったハンバーグのご紹介です。
中央マーケット内のにしむら。
以前ご紹介した、
ぎょうざ屋さんと同じ通りにあります。
店内はテーブル席が4つほどの、こじんまりとしたお店です。
定食はすべて630円と、とても良心的。
お肉、お魚など、定番ばかり。
メニューのいちばん上に載っているのがハンバーグです。
ハンバーグ定食 630円
まずは一言。デカい!
お肉の量は250gだそうです。
柔らかい生地なので、平べったくなってしまうのでしょう。
お皿にドカンとのって、やってきます。
サイズを分かりやすくするために、割り箸と一緒に撮ってみました。
もちろん割り箸は普通の長さです。
玉ねぎは粗いみじん切り。
生地が柔らかいので、いいアクセントになっています。
レストランのハンバーグとはちょっと違うテイストです。
「お母さんが作ってくれたハンバーグ」が再現されたようなものだと思ってください。
また、個人的に嬉しいのは、お味噌汁に入っている、まるまる1個の卵。
ちょうどいい半熟具合ででてきます。
かき玉汁とはちょっと違う、ありそうでないお味噌汁です。
お味噌汁と冬瓜の煮物
ここのおばちゃんがとてもいいキャラなんです。
ふくよかな体つきと、大きい声。
どのお客さんにも気さくに話しかけてくださいます。
「以前、・・・・・なお客さんがおってねぇ。
仕事探しよるって言いよったけん、おばちゃん、市役所受けなさいって言ってあげたんよ。あんたは市役所が合うとる、って。
今はどがんしよんさっとやろーか。 」
ここにくるお客さんのエピソードが、バリバリの佐賀弁で語られます。
おばちゃんが親身に、一人一人のお客さんと向き合ってこられたんだな、といつも感心してしまいます。
誰でも受け入れる包容力は、まさに"まちなかの母親"。
県外からの学生さんや、転勤で佐賀に引っ越してきた方に、ぜひ行っていただきたい。
間違いなく、おばちゃんの愛情に触れられますよ。
店舗データ |
店名 | にしむら |
住所 | 佐賀市呉服元町2-24 |
TEL | 0952-25-8821 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 日曜日 |