佐賀おでかけマップ
ずっと気になっていた、家の近所の酒造跡
私は生まれた時から、旧長崎街道沿いに住んでいます。
江藤新平の生誕地も、高橋やノコギリ型家並も、小さい頃のお散歩コースでした。
東京で生活していた大学時代に一時帰宅した時のこと。
まったく変わっていない家の周りの様子が逆に新鮮で、
その頃買ったばかりのデジカメで風景写真をいっぱい撮ったこともあります。
今はまた佐賀で生活していますが、旧長崎街道の風情はもちろん変わっていません。
その中でも、ずっと気になっている建物がありました。
枝梅酒造跡です。
小さい頃から目にしているものの、いつも扉が閉まっている謎の建物ですが、
何やらイベントがひらかれるという噂を聞き、行ってみました。
入ってビックリ、リアルな酒蔵の博物館
とにかく驚きの連続でした。
お酒造りの道具や機械、タンスや火鉢といった家財道具などが、たくさん。
しかも、つい数日前まで使われていたかのように、手の届く場所に置いてあります。
よくもこれだけのものがそのまま残っているものだなと、感動すら覚えました。
いまは断捨離ブームで、捨てることはいいことだという考えが普及していますが、
ここに関しては、断捨離なんてとんでもない。
佐賀弁で言うところの「ぞーたんのごと」ですね。
お話を聞くと、まだまだ秘蔵のものが隠れているとのこと。
いったい何があるんだろうと、ワクワクしてしまいました。
酒造跡で飲む佐賀酒は格別の味
奥には少しですが、飲食のブースも。
鍋島小紋のデザイン元となったゴマや、伊藤若冲が肖像画を描いたことで有名な売茶翁のお茶、鶴屋のお菓子などが販売されていました。
いちばん奥にあったのが、旭屋の佐賀酒コーナー。
100円で試飲もできました。
酒蔵の雰囲気とよくマッチしていて、いつも美味しい佐賀酒がより美味しく感じられました。
ここで佐賀酒をとことん呑めるイベントがあったら、とても楽しいだろうな、と思わず想像してしまいます。
枝梅酒造跡は、きっともっと、楽しい場所になる
枝梅酒造跡は、普段は開いていない場所です。
ここを再利用し、旧長崎街道の西側の活動拠点にしようという動きがでてきているそうです。
今回のイベントは、その第一回目とのことでした。
清酒の販売数は減少傾向にあり、当然、酒蔵の数も減っています。
酒蔵数を調べてみたところ、戦後のピークは昭和30年。
いまはその当時の半分以上の蔵が廃業しています。
枝梅酒造もその流れに沿って、いまは酒造りが行われていませんが、
建物や道具は当時のまま、しっかりと残っています。
しかも県庁所在地ということも含め、市街に近い酒造跡は、けっこう珍しいのではないかと、個人的には思っています。
この立地を活かして、人が集まり、「酒蔵ってカッコいいな」とたくさんの人が思えるようなまちづくりが展開されることを期待しています。
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