~仮性近視治療~
◆仮性近視とは
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近視には2種類あります。
①軸性近視:眼軸が異常に長いもの。
②屈折性近視:眼軸は正常であるが、眼の屈折力(角膜・水晶体屈折力)が異常に強くなったもの。
1)角膜近視:角膜の弯曲が強くなって生じる。(円錐角膜)
2)水晶体近視:水晶体の屈折力が増したものと、水晶体の前方移動によるもの。
◆近視の発生原因
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近視の発生原因には遺伝性素因と環境因子があります。軸性近視は遺伝傾向が濃厚です。環境因子には長時間の近業(デスクワーク、パソコン、読書、勉強、ゲーム、スマホなど)があります。
屈折性近視は
水晶体性近視がほとんどです。
学童期に長時間の近業(読書、勉強、ゲーム、スマホなど)によって強い調節状態が続くと、毛様体筋の緊張が亢進して水晶体の屈折力が持続的に増し、近視になります。これを仮性近視といいます。仮性近視が固定してしまうと真性近視となります。
◆仮性近視の鍼治療
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当院では水晶体の屈折力の調節を持続することによる毛様体筋の緊張の緩和と網膜の血行改善を図るため、こめかみの太陽穴と眼の周囲の攅竹穴と拇指と第2指との付け根の合谷穴と後頚部の風池穴と背部の肝兪穴に置鍼をし、さらにアイパワーを使って超音波による毛様体筋のマッサージをすることにより、0.3以上の仮性近視であれば0.7~1.0前後まで視力が回復しています。仮性近視かなと思ったら早めの治療がお薦めです。その時は是非、恵比寿鍼灸整骨院へ御相談下さい。
◆なぜ環境要因で近視が進むのでしょうか?
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人間の目は水晶体の周囲の「毛様体筋」が緊張したり、ゆるくなったりしてピントを調節します。
手元よりにピントを合わせた状態が続くとその距離を見やすいように順応するために、眼軸長(目の前後の長さ)が伸びたりして眼球全体の屈折力(目の度数)が手元よりにかわってくることで、近視が進むと言われています。
ひよこの実験で「狭い空間」と「広い空間」で育てた場合を比較すると、「狭い空間」で育てた場合の方が眼軸長が伸びる(=近視化)することが実験的に証明されています。人間の場合も眼軸長が長くなるほど近視の度数が強くなります。
単に過剰に調節力が働いたままの状態での近視化(調節緊張・いわゆる仮性近視)は、トレーニングや点眼治療などでの回復が期待できますが、その状態が長く続いて眼軸長が伸びたり眼球全体の屈折力(目の度数)が固定してしまった場合は、回復が期待できなくなってしまいます。
→(※参考) オルソケラトロジー レイ眼科クリニック
◆近視を防ぐには?
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「環境要因」による近視の進行は、日常の生活習慣を見直すことで防ぐことが可能です。
(1)「正しい姿勢」と「適度な明るさ」で勉強や読書をしましょう。
背筋をきちんと伸ばし、目と本は30cm以上離して読みましょう。
「姿勢をよくするように」とは日常ごくあたりまえのように言われていることですが、姿勢が悪かったり、寝ころんでテレビや読書をするのは、近視が進んだり、左右での視力差がでたりしやすくなると言われています。 姿勢が悪いと目と本の距離が近くなりすぎたり、左右で目と本の距離に差がでたりするためです。 急に近視が進んだとき、姿勢をよくするだけで改善することも少なくありません。
また、暗いところやバスや電車の中で本を読むのも負担がかかりやすくなり、あまりよくありません。
照明は300ルクス以上の明るさが必要です。
部屋の照明以外に白熱電球なら40~60W、蛍光灯なら15~20Wの追加照明があるとそのぐらいの明るさを確保できます。
蛍光灯は、ちらつきのないインバータ型が推奨されます。蛍光灯には昼光色と電球色のものがありますが、電球色の場合はやや暗く感じることが多く、昼光色もしくは昼光色+電球色のミックスがよいでしょう。
(2)適度に目を休めて運動もしましょう。
長時間、毛様体筋を緊張させたままにすることはあまりよくありません。 肩こりなどと同じで一定の姿勢でじっとしていると筋肉が固くなるように、近業作業などで長時間じっと見つめると毛様体筋が緊張したままになり、それを繰り返すと近視が進行しやすくなってしまいます。
勉強や読書を1時間ぐらいしたら、10分間くらい目を休ませることも必要です。テレビやパソコンの画面は40分以上見続けないようにし、適度に目を休めましょう。 携帯型ゲーム機は一日30~60分以内にしましょう。ただし、たとえ一日30分以内であったとしても毎日おこなうとかなりの負担になります。する日としない日を決めて負担をかけすぎないようにしてください。 携帯電話でのメールも画面が小さいため、10分以上続けると目の負担は少なくありません。最近、メールのよりとりを頻繁にすることで近視が進む例が増えています。
パソコンやデスクワークなどの近業作業のときは、作業中にときどき遠くを見たり、意識的にパチパチまばたきしたり、目を上下左右にぐるぐる動かしたりしてみてください。目の疲れもでにくくなります。休憩時には、目をとじて休めたり、蒸しタオル等で温めて血行を良くするのも効果的です。
(3)遠くを眺めるのも効果があります。屋外へでて運動もしましょう。
雲や遠くの景色や星空などをボッー眺めたりすることは近業作業で緊張した毛様体筋を弛緩させ、近視を進みにくくします。室内に閉じこもってばかりいないで屋外へでることだけでも効果があります。
運動や散歩などをして体を動かすと、緊張した固くなった毛様体筋や目を動かす外眼筋にも良い影響があります。 運動は近業作業でのストレスを心身共にリラックスさせる効果があります。
(4)規則正しい生活と栄養バランスの良い食事。
夜更かしはよくありません。 特に成長期のお子さんの場合は、早寝早起きして、きっちり朝食をとるようにさせるだけでも、近視の進行を防ぐのに効果的とされています。
睡眠不足や不規則な生活は、体や目の疲れもとれにくくなりますし、ホルモンバランスも崩れがちです。 夜更かしすると屋外や日中明るいところでの生活時間が短くなり、テレビ視聴や暗いところや狭い空間での生活時間が長くなってしまい、近視化を助長しやすい環境になりがちです。
また、栄養バランスの良い食事も大切です。目に良いとされる健康食品も数多くありますが、特定の栄養素に固執せず、まんべんなく栄養バランスの良い食事を心がけ、規則正しく摂取することが大切です。
◆メガネをかけるタイミングは?
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「教室の一番後ろから黒板の字を見るのには0.7以上の視力」、「一番前からでも0.3以上の視力が必要」です。また、「普通自動車運転免許書も0.7以上の視力」が必要です。
学童・学生の場合は
●裸眼視力0.7以上
一般的にはまだ眼鏡なしでも大丈夫ですが、必要に応じて眼鏡を使用します。
●裸眼視力が0.7未満~0.3以上
席を前の方にしてもらう必要あり。席が後ろの場合は必要に応じて眼鏡が必要。
●裸眼視力0.3以未満
眼鏡が必要
近視が進むことを恐れて眼鏡をかけさせたがらない方も多いですが、見にくそうに目を細めてばかりいると、よけいな調節力を働かせて近視化を助長させやすいので、そういった場合は適切な眼鏡装用が必要です。
眼科での眼鏡処方は、目の検査をしてから装用練習をおこない問題がないことを確認して眼鏡処方箋を交付します。処方箋をもとに眼鏡店で作成していただきますが、眼鏡店は特に指定しておりませんので、処方箋どおり作成していただけるところであれば、どこで作成していただいても結構です。
子供の場合、成長にともなって顔の大きさも度数も変化するため、1~2年ごとに眼鏡枠もレンズも交換しなければならない場合も少なくありません。そのため高価な眼鏡枠は必要なく、壊れにくく安全な物がよいでしょう。眼鏡レンズは軽い物をおすすめします。
◆眼鏡をかけたりはずしたりするのは良くないの?
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眼鏡を常に装用するか、必要なときのみかけるかは、その人それぞれの度数(近視・乱視・遠視の程度、左右差)や生活環境によって違います。
一般に軽度の近視では、もともとのピントが手元にあるわけですから、遠くを見るときのみ眼鏡を装用した方がよいと言われています。中等度以上の近視で手元も遠くもぼやけやすい方、遠視の方、強い乱視のある方はあまりかけはずしせずに常用した方が良いでしょう。
40才以上になると調節力の低下(老眼)で、遠方と近方を一つの度数でカバーすることが難しくなってきます。軽度の近視であれば「手元ははずして見る。遠くを見るときだけ眼鏡をかける」ということで対処できますが、その他の場合は遠方用と近方用(手元用)に2つ以上の眼鏡度数を使い分ける必要があります。
お子様の場合、軽度の近視であれば、授業中など遠くを見るときのみかけさせて、家で勉強や読書するときなど手元を続けて見るときは眼鏡をはずす方が良いと言われています。
◆眼鏡とコンタクトレンズはどちらがいいの?
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小学生以下の場合、取り扱いと衛生面から、特殊な場合をのぞいてコンタクトレンズはあまりお勧めしていません。眼鏡の方が目に負担が少なく安全です。ただし、左右差が極端に強い場合や角膜乱視がかなり強い場合など、眼鏡よりコンタクトレンズの方が良好な視力を得るためにのぞましい場合もあります。
コンタクトレンズは昔に比べて改良が重ねられて目に対する負担が少なくなり、連続装用のできるものも増えてきましたが、角膜の透明性を保つ角膜内皮細胞などへの影響を考えると、はずして目を休めることも必要です。したがってコンタクトレンズを作る場合でも、眼鏡を持っておいて併用した方がよいでしょう。
コンタンクトレンズにはハードレンズ、ソフトレンズ、使い捨てソフトレンズなど各種ありますが、目の状態や使用する環境などによって合う、合わないがあり、個々に応じた選択が必要です。
◆目の体操による視力回復トレーニング
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テレビ等でも数多く紹介された中国式(改良型)の眼の体操です。 日本でも各地の小・中学校で大きな成果をあげています。
1)まずは大きく深呼吸をする ×2回
大きく息を吸いながら 8数える
息を吐きながら 8数える
2)両手をあわせて大きく背伸びをする。そのまま体を大きく左右にストレッチ
※上下ストレッチ
腕をあげて 8数える
腕をおろして 8数える×2回
※左右ストレッチ
右側に倒し8数える
左側に倒し8数える×2回
3)片足ジャンピング
※リズミカルにジャンプ
右足で 8回ジャンプ
左足で8回ジャンプ×2回
4)目を閉じて開く運動
※目を閉じて開く
しっかり目を閉じて 8数える
大きく目を開いて 8数える×2回
5)左右・上下に動かす運動
※左右に動かす
右を見て 8数える
左を見て 8数える×2回
※上下に動かす
上を見て 8数える
下をみて 8数える×2回
6)遠くと近くを交互に見る運動
※指を目の前にたてて、遠くの景色と交互にみる。
指を見つめながら 8数える
遠くの景色を見つめながら 8数える×2回
7)ツボ刺激をする
●天応(てんおう)
まゆ頭あたりの眼窩(がんか)の骨の内側の、少しへこんだところ。親指の腹でツボを押さえ円をかくようにもみ、4本の指もおでこにあてて、いっしょにもむ
●清明(せいめい)
目頭と鼻のつけ根の間の小さなくぼみ。親指と人差し指でツボをつまんでもむ
●四白(しはく)
左右の人さし指と中指をそろえ、小鼻の両脇につけ中指をはずしたとき人さし指の腹が当たるところをもむ
●風池(ふうち)
耳たぶのすぐ後ろにある骨の出っぱりの下端と、首の後ろの中央の髪の生えぎわから一寸(親指の幅)上のところとを結んだ線の中間点をもむ。
●翳風(えいふう)
耳たぶのすぐ後ろにある骨の出っ張りの下端と耳たぶの間のくぼみをもむ
●合谷(ごうこく)
親指の関節を、反対側の手の親指と人さし指の間に当てて、親指の先端が届いたところをもむ
それぞれのツボを最初は弱く8秒揉む
次に強く8秒揉む
小さな○を描くように押してもむ。2回ずつおこなう
8)最後にもう一度、大きく深呼吸をする ×2回
大きく息を吸いながら 8数える
息を吐きながら 8数える
1~8までを1日2回おこなうとより効果的とされています。各項目をイチ、ニー、サン、シー、ゴー、ロク、ナナ、ハチと、大きな声をだしてリズミカルにおこなうようにしてください。
◆仮性近視の鍼治療(近視の初期で単に過剰に調節力が働いたままの状態での近視)
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恵比寿鍼灸整骨院ではツボマッサージにプラスして鍼治療をして眼球のレンズの調節をしている毛様体筋やスクリーンである網膜の血流を上げることによって0.3以上の仮性近視は0.7~1.0以上まで視力回復の成果を上げています。是非、お試しください。
動画で説明→仮性近視治療
ー患者様からの声ー
視力 右0.3 左0.6が鍼治療で右1.0 左1.0になりました。
仮性近親の小学生 S.A君 男子
視力 右0.3 左0.6が鍼治療で右1.0 左1.0になりました。
ゲームをした後は視力が下がるけど、ゲームをしない日は良く見えるようになりました。
仮性近視の鍼治療を受けています。
Y.I様 6才 男子小学生
仮性近視の鍼治療を受けています。治療前の視力が右目0.8左目0.7でした。1ヶ月はなかなか視力が上がらなかったけど、少しずつ視力が上がってきて、2ヶ月ちょっとで両目とも1.2になりました。
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