今年から就活！という方、ただ今就活・転職活動まっ最中という方々へ。今年の就活生の就職活動体験談インタビューを基に、商業クリエイター職の就職状況をお届けします。

※ここでは広告・販促物・WEB系などのグラフィック・イラストなどの商業デザイン的な職種、中小規模の会社への就職を想定した情報をお届けしています。

※地域・時期・条件などで状況が変わってきます。あくまでも一つの参考としてお読みください。

専門の学校（デザイン・イラスト・クリエイティブ系）卒ではなくてもOKの会社も多い

　一定の画像加工・イラスト・デザイン系ソフトやプログラムなどが使え、会社が望むスキルに達していれば、専門の学校を出たか否かは特に問題はないという会社も多くあります。大学や専門学校の専攻が他の分野であっても、それ自体が判断材料になる可能性は低めのようです。

新卒採用は厳しい？！

　クリエイター系の職種は即時働ける人を求めている会社が多めです。『新卒可』とあっても、実際にはすぐに働ける人が優先される会社が多くあります。

　そのような場合、正社員と同時にアルバイトも募集している会社が狙い目です。

目先を変えてみて、即時の新卒採用ではなく、まずはアルバイトから始めて卒業後に正社員採用をしてもらえないか交渉してみましょう。

　実際に、経験を積むためのインターンとしてアルバイトから始めるという条件で内定（卒業後に正社員として正式採用の確約）をもらったという例もありました。

（※一般四年制大学卒業見込の女性）

すぐに働き始められる人が有利？！

　クリエイター系は、中途採用募集も多い業種です。即戦力を求めている会社が多く、新卒には厳しい反面、中途採用・転職には比較的門戸を広げている会社も多いようです。

　一旦は数年ほど、他の業種で社会経験をしてから、再挑戦→転職というのも選択肢のひとつかもしれません。その場合は、充電期間にデザインなどのスキルを学んでおくことが有効ですよ。

人柄審査がある会社もあり。

　営業職や接客業ではないのに人柄は関係あるの？　と思われがちですが、クリエイターはその人の持ち味・センスが問われる業種。そこで面接に『人柄テスト』を取り入れる会社も少なくないのですね。

　人柄審査といっても堅苦しいものではなく、ほとんど雑談のような和やかなムードで行われます。

まとめ

　デザイン・クリエイター関連の就職活動は特殊で、一般企業や営業職などとは少し勝手が違う場合も多々あるようです。ストレートに新卒からの正社員採用を狙うよりも、まずはアルバイトから始めて内定をもらえるよう交渉してみるのも一手です。そのためにはなるべく早めに方向性を定めておきましょう。

　良い会社とのご縁がありますように。

参考：一般四年制大学の就活生男女からのインタビューを基にしています。