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【歴史・小説】直虎だけじゃない!ドラマより胸キュンな悲恋の女性武将3選

歴史・時代小説上の美しくも切ない悲恋の生涯を送った女性武将3人の生き方や略歴をご紹介します。恋の話が大好き、ときめきたい、キュンとしたい。そんな女性におすすめの女性武将をピックアップしてみました。

今年のドラマで話題の井伊直虎。相思相愛の許婚(いいなずけ)がありながら運命に翻弄されて次郎法師として出家。そして女地頭となり生涯独身を貫くという悲恋の女性です。

 

調べてみると、悲恋の一生を送った女性は直虎だけではありませんでした。今回は切ない純愛を貫いた女性武将の生き方をご紹介いたします。

 

大祝鶴[おおほうり・つる]

 大三島の鶴姫という通り名の方が有名です。大三島は度々周防(大内氏)の侵攻に悩まされていましたが、鶴姫は女性でありながら弱冠十六歳で初陣を飾り、三島水軍を率いて撃退しました。

 

 しかしその最中、部下で恋人でもある越智安成が戦死。鶴姫は戦を立派に終えた後、三島明神へお参りして入水自殺。僅か十八歳で華々しく生涯を閉じました。

 

 実在しないとも言われていますが、大山祇神社には鶴姫の像が飾られています。一途な純愛を貫いた女性ですね。そして領地や家臣を護る義理堅さ、強さの中にある優しさも感じます。

 

巴御前[ともえごぜん]

 木曽義仲の幼なじみであり、愛妾。正妻だと思われがちですが、実際は側室でした。

 

 幼い頃から巴は誰よりも義仲を一途に慕い、彼のために武術を身につけます。女性でありながら勇猛果敢に戦で功績を上げるかたわら、恋人としても身の回りの世話役としてもとにかく義仲に尽くす巴。

 

 宇治川の戦いで討死の覚悟を決した義仲は巴を逃がそうとしますが、最期まで義仲の役に立ちたかった巴は敵将の首を討って鎧兜を脱ぎ捨てて疾走。その後の巴は討死したとも、落ち延びて尼になり終生義仲を弔ったともいわれています。

 

 巴は戦の合間の兜を脱いだときにはらりと落ちる黒髪が神々しく、義仲以外の男性も魅了する美しさも持ち合わせていました。強さの中に女性特有の艶気を含んだ女性ですね。

 

村上景[むらかみ きょう]

 景姫は和田竜氏の著作『村上海賊の娘』の主人公ですが、『萩藩譜録』に記されている実在の人物です。ただし人物像と物語は和田竜先生流にかなり脚色されていますが。

 

 前述の二姫とは違い、景の場合は自らの手で一時期には恋仲となった敵将を討ち果たすという壮絶なストーリーです。

 

 彼女は三島の鶴姫の生き方に憧れ、遠い泉州の地へ夢抱いて赴きます。そして泉州淡輪の海賊・真鍋家の頭領・七五三兵衛に愛されますが、価値観の相違で別離。能島村上家へ帰った後、奇しくも敵大将同士として争うこととなります。そして死闘の末、自らの手で七五三兵衛を討ち取る結果に……。

 

 景姫が活躍する『村上海賊の娘』は合戦ものの小説ですが、恋愛要素も満載です。イケメン・児玉就英との切ない三角関係の話もあります。

 

まとめ

 戦国の世に翻弄されながらも護るべきものや愛を貫き通した三人の姫の美しくも哀しい悲恋物語

 

 現代の私たちがまねできないからこそキュンとしますよね。時には遥か昔の恋愛物語をふり返ってみるのも素敵ですね。